ソファーの選び方 素材で選ぶ 革、布、合皮それぞれの特徴

ソファーの選び方 素材で選ぶ

新しいソファを購入すると時、布のソファを選ぶか、革のソファを選ぶか悩んだりしませんか?以前に、家具屋さんのショールームで、インテリアアドバイザーをしていたことがあります。その時に、実際にお客様からソファーに関してよく質問をいただいていました。ソファーを素材で選ぶ場合に比較できる情報をお伝えします。

よく聞くソファーのお悩み
  • 布のソファー方が温かみがあるけど、飲み物をこぼしたらどうなるんだろう
  • 革のソファーだとメンテナンスが必要なんじゃないか
  • そもそも革のソファーと布のソファーそれぞれの特徴が分からない
sachiko

今回は、ソファーの選び方についてお話しします。今回は、張地に特化して、布のソファー、革のソファーそれぞれの特徴をお話しします。

まずソファの張地は、布と革以の他に、合皮(PVC)を使用しているケースもあります。なので、今回は3つのタイプの特徴をお話しします。

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ソファーを素材で選ぶ① 革のソファーの特徴

ソファーを素材で選ぶ 革ソファー

昔はソファといえば革という印象がありますよね。50代以上のかたは、布よりも革のソファの方が馴染みがあるのでは無いかと思います。

革のソファは使うごとに革が馴染んできます。また、カジュアルな印象よりも高級感があり、プロフェッショナルな印象もあることから、応接室にも向いています。

最近では、若い層を中心に、布の人気が高くなっています。しかし、実際には、革、布、合皮の中でしたら、革のソファを好む割合が一番高いです。

革のソファーのお手入れ方法

表面に網目などが無いため、埃などがたまらず、お掃除が簡単です。でも、定期的なお手入れは必要です。

時々、ソファ用の革クリーナーでクリーニングしていただくと、綺麗な状態を長く保てます。

革のソファーのメリット
  • ダニやホコリが溜まりにくい
  • 高級感がある
  • 耐久性がある
  • 実はメンテナンスが簡単

革のソファーは高級感があり、デザインにもよりますが、一気にモダンな印象になります。お手入れは必要ですが、総じてメンテナンスは簡単です。ホコリや、シミなどの心配が少ないからです。使っていくうちに革がなじみ、いい感じに味が出てきます。

革のソファーのデメリット
  • 価格が高い
  • お手入れが必要
  • 水に弱い
  • 夏は素肌で長時間座っていると蒸れる
  • 冬は座った瞬間にひんやり感じる

革の染め方によってもメンテナンス方法は異なりますが、定期的なお手入れが必要になります。布のソファーと比べると、高級感があり、プロフェッショナルな印象があるため、温かみに欠けます。

ここまで革のソファーのメリットとデメリットをお話ししました。新しいソファーを選ぶ際に参考にしていただけると幸いです。

ソファーを素材で選ぶ② 布のソファーの特徴

ソファーを素材で選ぶ 布ソファー

お部屋を柔らかい雰囲気にしてくれる布のソファは、若い世代のかたに人気の傾向があります。

ヨーロッパでは布のソファの方が人気です。海外の家具見本市に行くと、革のソファーよりも布のソファーの展示の割合が高いです。

布の張地はカジュアルなスタイルにも、クラシカルなスタイルにも採用されています。全体的に見ると革よりも価格が低いです。しかし、高級ソファーに使用されている布の張地は品質が高く、デザイン性もあるため高額なものもあります。

ダニや埃がたまりやすい場合もありますが、カバーリングソファと言って、張地の部分が取り外しできるタイプもありますので、汚れたり、飽きたりしたら新しカバーにすることができます。

布のソファーのお手入れ方法

布のソファもソファの布専用のクリーナーがあります。なので、定期的にメンテナンスしましょう。カバーリングソファの場合、すべてのカバーが洗える訳では無いので、選択表示ラベルを確認して、洗濯やクリーニングが可能なのかを確認しましょう。

布のソファーのメリット
  • 価格が革と比べたら安い
  • お部屋が柔らかい雰囲気になる
  • 柔らかい座り心地
  • カバーリングソファがある

なんと言っても、布のソファーは、柔らかい座り心地ですよね。そして、座った瞬間のひんやり感が無く、横になっても心地よいです。

布のソファーのデメリット
  • ごみやシミが目立ちやすく、ダニが住み着くこともある
  • カジュアルな印象になる
  • 長く使うとへたり毛玉が気になる

シミや汚れが目立つと不潔な印象になります。定期的に布ソファーのクリーナーを使ったり、カバーリングが外せてクリーニングできる場合は、クリーニングに出しましょう。

ソファーを素材で選ぶ③ 合皮(PVC)のソファー 

ソファーを素材で選ぶ PVCソファー

本革と比べると価格は安く、お手入れも簡単なので気軽に使えます。

ただ、天然の素材では無いため、長時間座っていると、ムレます。革と比べると座り心地が硬い印象です。長時間座る場合には不向きですが、汚れやすい環境ではメンテナンスがしやすくて便利です。レストランや病院、美容院などで目にすることが多いです。

合皮(PVC)のソファーのお手入れ方法

汚れてしまった場合、水拭きができます。汚れがひどい場合は中性洗剤をつけても大丈夫な場合が多いです。

合皮(PVC)のソファーのメリット
  • 価格が安い
  • お手入れが簡単
  • 色褪せにくい

水拭きができるので、小さいお子様がいるご家庭や、たくさんの人が利用する場でおすすめです。

合皮(PVC)のソファーのデメリット
  • 通気性が悪い
  • 傷みやすく長持ちしない
  • 体に馴染みにくい

均一な素材感なので、表情が無く、使用することで味が出てくることがない。革や布と比べて、安っぽく見えます。

ソファーの最近のトレンド

先ほど、海外の見本市に行くと、革のソファーよりも、布のソファーの方がたくさん展示されていると言いましたが、もうひとつ気づいたことがあります。それは、電動ソファーが増えているということです。リクライニング機能のついたソファーは年々増えていて、人気のようです。

ソファーの選び方のまとめ

革のソファー、布のソファー、合皮(PVC)のソファー、それぞれにメリット、デメリットがあり、どれがいいという訳ではありません。使う方のライフスタイルに合わせて、適したものを選んでいただくのがベストです。ぜひ、参考にしてみてください。

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この記事を書いた人

sachiko.aのアバター sachiko.a インテリアコーディネーター

高校を卒業後、アメリカの大学University of Missouri, Columbia(ミズーリ州立大学コロンビア校)で建築デザインの基礎を学んだ後、 Academy of Art University(アカデミーオブアートユニバーシティ) にてインテリアデザインを専攻。帰国後は、リフォーム会社のコーディネーター、家具販売会社のインテリアアドバイザー、商品開発、バイヤーなどを経て、2022年フリーランスのインテリアコーディネーターとして活動を開始。住空間が人の心に大きな影響を与えるということに気づき、心と体が喜ぶインテリアデザイン・コーディネートを提案している。同世代の働く女性がより自分らしく輝き、活躍し、自分の人生を生きることを応援している。

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