さて、今回は、ポルトローナ・フラウの展示イベントに行ってきたので、レポートしてみます。
ポルトローナ・フラウの創業110周年とエル・デコ創刊30周年を記念した特別展示が日本橋三越本館1階で開催されているというお知らせをインスタで見たので、三越に行ってきました。そして、久しぶりにポルトローナ・フラウを目にして、とてもわくわくしました。
私の以前の職場は、家具屋さんです。その頃、商品部という部署でバイヤーをしていました。ヨーロッパの家具ブランドをいくつか担当していました。そしてポルトローナ・フラウはそのうちの一つでした。
ポルトローナ・フラウとは
1912年にイタリアのトリノでレンツォ・フラウにより創業された高級家具ブランドです。革張りのソファやアームチェアなどが有名で、よく知られています。ソファやアームチェアには高品質な革「ペレ・フラウ」と言われている高品質な革を使用しています。その品質の良さ、デザインなどはとても高い評価を受けています。高級乗用車、豪華客船、ホテル、飛行機のファーストクラスのインテリアを手がけています。日本には青山にフラッグシップショップがあります。
「ELLE DECOR」がポルトローナ・フラウを紹介している動画がありました。
ポルトローナ・フラウの展示を見てみる
フラウといえばアームチェア。誕生から、この110年の間にたくさんの名作が生まれました。
現在、三越本館1階には、そのアームチェアたちが勢揃いしています。デザインはもちろん、その品質の良さは格別です。
ポルトローナ・フラウ110周年特別モデル
110周年モデルのアームチェア「アーチボルト」も展示されています。ところで、この限定モデルは全世界で110台のみ生産されているそうで、シリアルナンバー入りとのこと。
家具をネットではなく、実物に触れることで感じること
最近ではネットで買い物をすることが当たり前の時代になりました。しかし、体に触れるもの、機能性が重視されるものは、実際に試してみることがとても大切です。
例えば、今回のアームチェアは、座ったときの感触や、触ったときの質感。画面上では分からないことです。そして、最近は、安くてもいいデザインのアームチェアはたくさん出回っています。価格の差は、その品質であったり、構造、使用している素材や、職人の技など。これらの要素は、実際に触れてみないとわからないことです。そのため、高価格の家具は試して比較して選んでいただくことがベストかなと感じてしまいます。
やっぱり「いい家具」は一度試したら、病みつきになります。
ぜひこの機会に足を運んで本物の家具を見てみてはいかがでしょうか。
ポルトローナ・フラウの展示を通して感じたこと
大量生産の製品とは違い、手作業で作られたアームチェアから感じた特別な感覚があります。それは、個々に愛情がこもっている感じです。触れるたびに、座るたびに幸福感を感じるアームチェア。一度座ってみると世界の見え方が変わるかも?