羽毛布団を買ったら避けるべき5つのこと 元開発者のホンネ

こんにちは。Sachikoです。

この記事は新しい羽毛布団を買ったばかりのあなたにとって役に立つ情報です。

[say]羽毛布団を買ったものの、使い方やメンテナンス方法が分からないという方にとって基本となる情報です。[/say]

長い間羽毛布団を使っているという方の中には、間違ったメンテナンスをしているケースもあります。そういう方にも一度目を通していただけると、おさらいという意味で良いかと思います。

 

私はインテリアショップで商品の開発をしています。

専門分野は寝具、寝装品です。羽毛布団も開発担当する商品のひとつです。

お客様から相談をいただく内容でもあるため、ぜひ知っていただきたいです。

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羽毛布団の使い方の基本

羽毛布団は、メンテナンスがあまりいらないため、手間いらずのお布団です。

その反面、やってはいけないことや、基本的な使い方がありますので、説明していきます。

羽毛布団の魅力は保温力の高さです。

その保温力を保つためには中に入っている羽毛の状態を良い状態に保つことを考えていただけるとわかりやすいかと思います。

また、その保温力を最大限に生かす使い方をすると効率が良いです。

[memo title=”保温力を効率よく発揮するためには、下記の5つのことは避けてください。”]

①羽毛布団の上で飛び跳ねる

②羽毛布団を天日干しする

③羽毛布団に布団用掃除機をかける

④羽毛布団にピンを刺す

⑤羽毛布団の中に毛布を使用する[/memo]

羽毛布団の上で飛び跳ねることは避けてください

羽毛布団の上で飛び跳ねると良くない理由が2つあります。

ひとつ目は、強い衝撃を与えることでマスとマスの間の仕切りが破れてしまい、中の羽毛が偏ってしまいます。

ふたつ目は、衝撃によって、羽毛の一つ一つ(ダウンボールと言います)が壊れてしまいます。羽毛はダウンボールの形状を保つことで空気の層ができて保温性が高くなります。

ダウンボールが壊れると、細かいファイバーになり、保温性は下がります。

羽毛布団を天日干しすることは避けてください

羽毛布団を直射日光に当てると、羽毛を包んでいる生地が傷みやすくなります。

湿気が気になる場合は、一度羽毛布団を小さく折りたたんで手を離してください。

中の湿気が外に出て、新しい空気が中に入り込みます。

または、日光が当たらない日陰に干してください。

おすすめはしませんが、どうしても羽毛布団を日光に当てたい場合は、掛け布団カバーの中に入れた状態で外に干してください。

羽毛布団に布団用掃除機をかけることは避けてください

羽毛布団のクレームで多いのが、羽毛の吹き出しです。

中から羽毛が出てきてしまうことです。

出てくる量があまりにも多い場合は、保温力が低下してしまいます。

布団用の掃除機を羽毛布団にかけてしまうと、無理に中の羽毛を出そうとしてしまいます。生地の目を広げてしまう原因になってしまいます。

羽毛布団にピンを刺すことは避けてください

掛け布団カバーをズレないようにピンを刺したり、首元にタオルをつけるためにピンを刺したりすることは避けてください。

生地の目を広げてしまいます。

どうしてもタオルを首元につけたい場合は、タオルと掛け布団カバーにピンを刺してください。

羽毛布団の中に毛布を使用することは避けてください

羽毛布団の保温力はじかに使っていただいた時に発揮されます。

体と羽毛布団の間には何も挟まないでください。

1枚で十分暖かい羽毛布団を選んでいただくことをおすすめしますが、引っ越しなどにより住環境が変わると、その羽毛布団が最適でなくなる場合があります。

どうしても羽毛布団1枚だと寒いという場合は、毛布などを羽毛布団の上にかけてください。

羽毛布団を買ったら避けるべきことのまとめ

羽毛布団の保温力を損なわず、最大限に活用するために、5つのやってはいけないことを避けて快適な睡眠を手に入れましょう。

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この記事を書いた人

sachiko.aのアバター sachiko.a インテリアコーディネーター

高校を卒業後、アメリカの大学University of Missouri, Columbia(ミズーリ州立大学コロンビア校)で建築デザインの基礎を学んだ後、 Academy of Art University(アカデミーオブアートユニバーシティ) にてインテリアデザインを専攻。帰国後は、リフォーム会社のコーディネーター、家具販売会社のインテリアアドバイザー、商品開発、バイヤーなどを経て、2022年フリーランスのインテリアコーディネーターとして活動を開始。住空間が人の心に大きな影響を与えるということに気づき、心と体が喜ぶインテリアデザイン・コーディネートを提案している。同世代の働く女性がより自分らしく輝き、活躍し、自分の人生を生きることを応援している。

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