毎日使うシーツや布団カバー、枕カバー寝ている間にかいた汗や皮脂を含んでいるので結構汚いもの。
汚いとは分かっていても、大きいので、干すスペースや水道代を考えると、毎日洗濯するのはあまり現実的ではありません。
なんとなくプライベートなことなので人にもききづらいですよね。
それに自分はどれくらいの頻度で洗っているかを言うのは結構恥ずかしいもの。
なんで恥ずかしく感じるかというと、正しい答えを知らないからです。
私は、シーツや掛布団カバー、枕カバーなどの寝具、寝装品の商品開発をしています。寝具の扱い方に関しては、結構うるさい方です。日々学んだことを分かりやすくお伝えできれば幸いです。
[say]では、シーツや布団カバー、枕カバーはどれくらいの頻度で洗えばいいのでしょうか。[/say]
結論からお伝えすると、正しい答えはありません。1週間に1度取り替えるというのが目安になります。
洗う予定の日に予定が入ってしまったり、雨が降ってしまったりすると洗濯ができません。洗い替え用にもう1セットもしくは2セット予備として持っていることをおすすめします。
[memo title=”MEMO”]シーツ類は洗う頻度よりも洗い方の方が重要で、逆に洗い方を間違えると、シーツ本来の機能が発揮できなかったり、シーツを痛めてしまったりします。[/memo]
今日は、シーツ類を洗う時の注意点を3つお伝えします。
シーツ類を洗うときの注意点1: 柔軟剤を使用しない
柔軟剤といえば、ここ10年位で種類がたくさん増えましたよね。
日本人がインターネットで買い物をするというのが当たり前になり始めた頃、外国の柔軟剤が流行りましたね。
洗濯物を柔らかくして肌触りを良くしてくれる柔軟剤ですが、香り付けの代わりとして使う方も多いですね。
私も柔軟剤が好きでよくすすぎの時に使用します。
[alert title=”注意”]何にでも柔軟剤を使用すればいいというわけではありません。[/alert]
柔軟剤を使わない方が良いものもあります。シーツもそのひとつです。
柔軟剤を使用しないほうがいい理由
柔軟剤の中の界面活性剤が含まれていて、油が繊維をコーティングするような感じでゴワっとした表面を膜で覆うので表面の肌触りがなめらかになります。
油で繊維をコーティングすると、生地は汗を吸い取りにくくなります。
そのため、タオル類やシーツ類、下着類など、水や汗を吸う役割をするものには柔軟剤を使わない方が良いとされています。
シーツや布団カバーの本来の役割を発揮できないということになります。
シーツの役割が果たせないとどうなるのか
寝具の大きな役割は寝床内(布団とベッドの間)の環境を整えるということです。
寝具が汗を吸わないと寝ている間に不快に感じるため、睡眠の質が落ちる原因にもなります。
シーツを洗うときの注意点2: 必ず洗濯ネットに入れて洗う
初めてシーツを洗濯をする際は品質表示ラベルに記載されている洗濯表示を確認される方が多いと思います。
洗濯表示にネット使用と書かれていなくてもネットに入れてシーツを洗濯することをお勧めします。
なぜ洗濯ネットに入れたほうがいいのか
シーツや布団カバー、枕カバーは寝ている間に寝返りをうったり擦れたりすることで長年使用すると毛玉ができます。
こすれることによって生じる毛玉ですが、これは洗濯の際にも起きる可能性が高いです。
毛玉ができると肌触りが悪くなり不快感を覚えます。そのため毛玉ができたことを目安に買い替えをする方も多くいらっしゃいます。
またボックスシーツと言われるベッドマットレスにかけるシーツにはゴムが付いています。
ネットに入れないで洗濯すると、洗濯機の中で引っ張られ伸びて傷みが早くなってしまいます。
お気に入りのシーツ類を長く使用していただくためにはなるべく生地やゴムを傷めないように扱うことが大切です。
シーツ類は、畳んで大きめのネットに畳んで入れて洗濯することをお勧めします。
シーツを洗うときの注意点3: 日の当たらない風通しの良いところで干す
天気のいい日に洗濯をして、お日様に当てると洗濯物はカラッと乾きます。洗い立てのシーツに寝転がると気持ちいいですよね。
太陽の力を借りると洗濯物は早く乾きます。
それに、殺菌消毒されている気がして気持ちいいですよね。
しかし、紫外線には生地を傷めてしまう力もあります。また、色あせの原因にもなります。
長時間直射日光にさらすことは避けましょう。
難しい場合は、竿の2列目にするだけでも、全然違います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。シーツ類は、1週間に1回取り替えるというのを目安にしていただくといいでしょう。
もちろん正解はありませんので、体が直接シーツに触れない冬は2週間に1回など長めのスパンにしても問題はありません。
大切なのは洗い方の方なので、今回の内容を参考にしていただけると幸いです。